労働保険とは?労災・雇用保険の違いや手続き・計算方法を徹底解説

労働保険とは?労災・雇用保険の違いや手続き・計算方法を徹底解説

労働保険とは?労災・雇用保険の違いや手続き・計算方法を徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

労働保険を適正に運用するためには、起業・雇入れ時の「成立手続」と、年に1回訪れる「年度更新」の2つの実務を正確に把握しておく必要があります。

1. 労働保険の成立手続(事業開始時)

初めて従業員を雇い入れた事業主は、速やかに管轄窓口へ書類を提出しなければなりません。一般的な一元適用事業(農林水産・建設等を除く大半の業種)の流れは以下の通りです。

  • 所轄の労働基準監督署:保険関係が成立した日の翌日から10日以内に「労働保険 保険関係成立届」を提出し、50日以内に「労働保険 概算保険料申告書」を提出・納付。
  • 所轄のハローワーク:成立届の手続き後、保険関係成立日の翌日から10日以内に「労働保険 適用事業所設置届」および「雇用保険 被保険者資格取得届」を提出。

2. 申告書の書き方と「年度更新」のスケジュール

事業主は毎年6月1日から7月10日までの間に、「労働保険年度更新申告書」を作成し、労働基準監督署や金融機関、または電子申請(e-Gov)を通じて提出・納付を行います。

申告書の作成手順では、前年度に実際に支払った確定賃金総額を集計して確定保険料を算出し、新年度の見込み賃金総額から概算保険料を計算します。端数処理や役員兼務役員の役員報酬除外、高年齢労働者の免除措置廃止に伴う集計ミスなどが発生しやすいため、賃金台帳との突合確認が必須です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。