焼き芋ブームを牽引する人気品種によっても、冷凍や冷蔵に対する適性は大きく異なります。近年の市場シェアを占める主要3系統の特徴を把握しておくことで、保存後の仕上がりに差が出ます。
紅はるか・安納芋(蜜芋系):
もともとの水分量と糖度(40度超)が非常に高いため、冷凍との相性が最も抜群です。凍らせてもカチコチに固まらず、スプーンがスッと入るクリーミーな仕上がりを維持します。
シルクスイート(しっとり・絹系):
滑らかな舌触りが特徴のシルクスイートは、冷蔵保存して「冷やし焼き芋」としてそのまま食べるのに最適です。繊維が細かいため、冷凍からの半解凍でも上品なプリンのような食感が際立ちます。
鳴門金時・ベニアズマ(ホクホク系):
昔ながらの粉質系品種は、水分が少ないため冷凍するとパサつきやすくなります。ホクホク系を冷凍する場合は、マッシュして少量の牛乳やバターを混ぜてペースト状にしてから保存するか、温め直す際に軽く霧吹きで水分を補ってからアルミホイルで蒸し焼きにする工夫が必要です。
もし保存期間が長引いて風味が落ちてしまった場合は、焼き芋アレンジレシピとして活用しましょう。皮を剥いて牛乳と一緒にミキサーにかける「濃厚焼き芋ラテ」や、バニラアイスを添えてトースターでバターを溶かす「焼き芋ハニーバター」、ホットケーキミックスに混ぜ込む「焼き芋パウンドケーキ」などに展開すれば、最後まで無駄なく美味しく消費できます。