菊乃井の魅力を味わう上で、各店舗のコンセプトの違いを把握しておくことは極めて重要です。東山の菊乃井 本店は、床の間の掛け軸、生け花、器、仲居のもてなしに至るまで、日本文化の総合芸術を個室で堪能する場所です。静寂の中で大切な方とプライベートな時間を過ごすのに向いています。
一方、木屋町に位置する露庵 菊乃井は、料理人が目の前で腕を振るうカウンター割烹スタイルを採用しています。包丁さばきや焼きの香りを直近で体感でき、料理長や板前との軽妙な会話を楽しみながら食事を進められるため、肩肘を張りすぎずに本格的な日本料理を味わいたい方に支持されています。コストパフォーマンスの面でも本店より利用しやすい設定です。
さらに、本店のすぐ隣に構える無碍山房 Salon de Mugeは、老舗の味を日常の延長線上で楽しむために作られたサロンです。名物の「時雨弁当」は、本店の懐石の要素を凝縮した美しい小箱仕立てで提供され、午後のカフェタイムには宇治の最高級抹茶を惜しみなく使った濃厚な抹茶パフェが絶大な人気を誇ります。敷居の高さを感じさせず、気軽に名門の世界観に触れられる窓口となっています。
加えて、旅行の移動中や自宅で味わいたいニーズには、百貨店等で展開されている菊乃井 お弁当 テイクアウトや、公式通信販売の菊乃井 お取り寄せ ギフトが重宝されています。料亭の出汁を使った鯛飯の素やにゅうめん、季節の総菜セットは、贈答用としても高い評価を得ています。