現行の小選挙区制は、わずかな票差が死票を生み出す厳格な仕組みだ。それだけに、大阪16区のような過密な都市型選挙区では、勝負の行方は最後まで読めない。1票の重みが他地区以上に増すため、各陣営の締め付けは過酷を極めている。
鍵を握るのは、特定の政党支持を持たない無党派層の動きだ。情勢分析によれば、若年層や新興住宅地に住む子育て世代の投票率が数パーセント変動するだけで、結果が劇的に覆る可能性がある。期日前投票の利用率も高まる中、投開票日の土壇場まで各陣営の血の滲むような電話作戦やSNSを通じた情報発信が続いている。