台湾のゾンビ・感染パニック映画は、凄惨なスプラッターだけではありません。政治風刺やB級アクションなど、バラエティに富んだ秀作が存在します。ホラーファンが見逃せないおすすめの3本を厳選して紹介します。
1. 『哭悲/THE SADNESS』(2021年)
容赦なき人体破壊と絶望的な世界観を描いた、台湾ホラー映画のトラウマ作の筆頭。ホラー耐性に絶対の自信がある上級者にしか推奨できないものの、一度ハマると抜け出せない圧倒的なスピード感と映像美を誇ります。
2. 『ゾンビ・プレジデント』(原題:逃出立法院/2020年)
舞台はなんと台湾の国会(立法院)。化学工場の建設計画を巡って与野党の議員が乱闘騒ぎを起こす中、突如として狂犬病に似た変異ウイルスが蔓延します。噛まれた閣僚や議員たちがゾンビ化し、閉鎖空間で血みどろのバトルロイヤルが勃発。痛烈なポリティカルサタイアをプロレス技やコミカルなギャグで包み込んだ、爽快感あふれるアクションコメディです。
3. 『ゾンビ108』(原題:Z-108棄城/2012年)
台北の繁華街・西門町を舞台にした、台湾映画史上初の長編ゾンビ作品。核実験の失敗によるウイルス流出で孤立したエリアに、特殊部隊、マフィア、凶悪犯が入り乱れるカルト的B級スプラッターです。クラウドファンディングを活用して製作されたインディペンデント精神あふれる怪作として知られています。