1990年代後半、お茶の間のテレビ画面を席巻したのは、怒涛の熱気にあふれたジャニーズJr.ブームだった。その中心にあった伝説的番組『8時だJ』は、単なるアイドル番組の枠を超え、次世代の才能を磨き上げる巨大な鍛錬の場として機能していた。
当時、Jr.のリーダー的存在として群を抜くオーラを放っていたのが滝沢秀明だ。まだ10代半ばでありながら、大勢の同世代をまとめあげる圧倒的な求心力とプロ意識は、周囲の大人の大人顔負けだった。番組内で見せたあどけない笑顔の裏には、過密日程を走り抜ける確かな覚悟が宿っていた。
リハーサル室での汗と涙、そして生放送で見せる全力のパフォーマンス。当時の少年たちが放っていた歪でピュアなエネルギーは、今見返しても胸を打つものがある。