では、日常的にこうした人物と対峙しなければならない場合、どのように対処すべきなのか。産業カウンセラーが推奨する具体的テクニックは以下の通りだ。
第一に、「Yes, and...(肯定した上で付け加える)」アプローチへ誘導すること。「なるほど、リスクの指摘ですね。ではそれを踏まえてどう改善できますか?」と、相手の否定を「課題の洗い出し」として受け止め、即座に解決策のターンへとボールを押し戻す手法だ。
第二に、事前にクッションフレーズを挟む工夫が有効だ。「あえて懸念点から伺いたいのですが」と事前に否定の出口を作っておくことで、開口一番の不意打ちによる精神的ダメージを軽減できる。
第三に、感情的にならず「数字とファクト」だけで会話を進めること。個人的な感情論で否定してくるタイプに対しては、主観を排したデータで対峙するのが最も効果的だ。