タレントを守るプロダクション側の対応も、これまでになく強硬だ。STARTO ENTERTAINMENTをはじめとする芸能事務所は、専門のIT法務チームやセキュリティ企業とタッグを組み、24時間体制でネット上の書き込みを監視・証拠保全している。
民事上の損害賠償請求だけにとどまらない点も重要だ。悪質なケースに対しては、名誉毀損罪や侮辱罪、さらには業務妨害罪での刑事告訴を視野に入れた対応が定着した。特に侮辱罪の厳罰化以降、悪質な書き込みを行った人物に対して拘留や科料だけでなく、懲役刑や罰金刑が科されるリスクが現実味を帯びている。事務所側が示した「一切の妥協をしない」という姿勢は、ネットの悪意に対する強力なブレーキとなりつつある。