時代が大きな変革期を迎えている2026年、同店が打ち出す新たな選書スタイルは「偶発的遭遇の最適化」だ。アルゴリズムが個人の好みを予測して提示するデジタル時代の反動として、棚の構成にあえて想定外のカテゴリーの隣接を組み込んでいる。
たとえば、最新の気候変動に関する専門書の隣に1970年代の詩集が置かれ、その下に建築デザインのヴィジュアルブックが並ぶ。一見すると脈絡のない並びの中に、現代社会を読み解く文脈のグラデーションが浮かび上がる。また、2026年の特別企画として展開される「編集者の私棚(わたしだな)」展では、第一線で活躍するクリエイターたちが自身の思考の骨格を作った本と思考ノートをセットで展示販売。検索では絶対に辿り着けない、知覚の拡張体験を提供し、連日多くの来場者を惹きつけている。