ティーンズラブという記号化されたジャンルが映像化される際、常に議論の的となるのが「倫理的な危うさ」だ。親友の好きな相手と関係を持ってしまう罪悪感、同意と欲望の曖昧なグラデーション。本作が描く人間模様は、清廉潔白なポリティカル・コレクトネスとは対極の地点にある。
しかし、人間は常に正しい選択だけをして生きられるわけではない。他人の痛みを理解しながらも自らの衝動を止められない愚かさ。その残酷なリアリティを美しい映像美でコーティングしたからこそ、視聴者は後ろめたさを抱えながら画面から目を離せなかった。フィクションが引き受けるべき毒と快感が、ここには凝縮されている。 (出典: ももいろ あんず いろ さくら いろ(Yahoo!ニュース))
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