国民の間で大きな心配が広がったのが、2024年10月初旬に発生した仙洞御所内での転倒事故でした。美智子さまはお住まいで転倒され、激しい痛みを訴えられたため、直ちに東京大学医学部附属病院へ搬送されました。検査の結果、右大腿骨上部の骨折と診断され、翌日には骨接合手術が無事に行われました。
高齢期における下肢の骨折は運動機能の大幅な低下を招きやすいとされますが、美智子さまは術後間もない段階から医師団の指導に従い、極めて前向きにリハビリテーションへ取り組まれました。車椅子を用いた移動から平行棒での歩行訓練、そして歩行器や杖を用いた歩行へと段階を踏んで回復を進められました。
現在では、仙洞御所の廊下や居室内を支えを受けながら、あるいは自力でゆっくりと歩行されるまでに回復されています。宮内庁関係者は「決して無理をなさらないペースを保ちつつも、日々の歩行訓練を一日も欠かさず続けられているお姿には頭が下がります」と語っており、その不屈の意志が順調な経過を支えています。