香川県高松市で創業し、本場さながらのセルフうどんを全国へ広めた「はなまるうどん」。その急成長の裏で、経営基盤の強化を模索していた同社が吉野家グループと手を組んだのは2004年の資本業務提携が発端でした。その後、2006年に連結子会社化、2012年には完全子会社化へと進みます。
このはなまるうどん買収理由の根底にあったのは、当時の吉野家が直面していた米国産牛肉のBSE問題でした。牛丼一本足打法からの脱却を目指す吉野家と、全国展開に伴う出店コストや物流網の整備を急ぎたかったはなまるうどん。双方の利害が完全に一致した結果が、この外食チェーン買収真相の核心です。
讃岐うどん吉野家シナジーとして、吉野家が培ってきた「駅前・ロードサイドの優良物件獲得ノウハウ」や「全国規模のセントラルキッチン・サプライチェーン」が惜しみなく注入されました。その結果、はなまるうどんは品質を落とすことなく、全国規模のナショナルチェーンへと飛躍を遂げたのです。