見守り端末を導入するうえで、最も妥協できないのが位置情報の正確さです。マイファーストフォンのGPS精度は、「屋外での移動時は高精度、屋内や地下では補正の癖を把握しておく必要がある」というのが偽らざる実態です。
晴天時の通学路や公園など、空が開けた場所では数メートル〜十数メートル以内の極めて正確なピンポイント追跡が機能します。専用アプリ「myFirst Circle」のマップ上には、子どもが歩道に沿って移動している様子が滑らかな軌跡として記録されます。学校や自宅の周囲に仮想の境界線を引く「セーフゾーン(ジオフェンス)」機能も備わっており、指定エリアを出入りした際に親の端末へ数分以内にプッシュ通知が届くレスポンス性能は実用的です。
注意すべき盲点は、GPS衛星の電波が遮断される地下街、大型ショッピングモール、鉄筋コンクリート造の学校校舎内です。衛星ロケーションをロストした際、端末は周囲のWi-Fiルーター情報や携帯電話基地局をもとに居場所を推定します。この際、マップ上の位置が数百メートル離れた別の建物に飛んで表示される現象が起こり得ます。「学校にいるはずの時間に隣接する住宅街にピンが立ち、焦って確認した」という体験談は、このWi-Fi測位のタイムラグやズレが主因です。システム特性を正しく理解し、過信しすぎない運用ルールが求められます。