「お客様は神様」という言葉が過去のものとなりつつある中、現場のアルバイト店員や加盟店オーナーが抱える本音は切実です。大手FCチェーンの現役オーナーや従業員への取材では、単に「買い物をしないこと」そのものよりも、利用時のマナーや衛生状態に対する不満が噴出しています。
「何も買わなくても、綺麗に使って『ありがとうございました』と一言会釈してくだされば全く気になりません。本当に困るのは、便座や床を著しく汚したまま立ち去られたり、トイレットペーパーを丸ごと持ち去られたりするケースです」(都内コンビニ加盟店オーナー)
店舗運営において、トイレの維持には明確なコストが発生しています。一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の関連データやフランチャイズ店舗の運営試算を基に、トイレ維持に関わるコスト構造を可視化しました。
上記のように、利用者が「タダ」で使っている空間には、店舗側の重い持ち出し費用と労働力が投じられています。