ネット上の情報やSNSの口コミでは、「一度アップロードしたファイルは誰でも見られてしまうのではないか」「データがずっとサーバーに残り続けるのではないか」という情報セキュリティに関する懸念が散見されます。しかし、システムの設計仕様を詳細に確認すると、厳格な保護措置が講じられていることが分かります。
ネットワークプリントに送信されたデータは暗号化通信(SSL/TLS)によって保護され、国内のセキュアなデータセンターで管理されます。重要なポイントは、「有効期限が切れたデータはサーバーから自動的かつ完全消去される」という点です。LINEや会員登録なしのブラウザ経由でアップロードした場合、有効期限は「翌日24時まで」に設定されており、期限を迎えたデータはシステムから不可逆的に破棄されます。
また、マルチコピー機側でも、印刷処理が完了した直後に内部の一時メモリから画像データが自動消去される仕様となっており、次の利用者に印刷履歴や原稿データが漏洩するリスクは極めて低く抑えられています。ただし、「発行されたユーザー番号(プリント番号)の管理」はユーザー自身の責任となります。英数字の番号を他人に知られると、有効期限内であれば第三者に出力されてしまう可能性があるため、SNS等へのスクリーンショット誤投稿には十分な注意が必要です。