地上波テレビの制作予算が全盛期の半分近くに削減され、多くのベテランタレントが姿を消すなか、なぜ久本雅美には途切れずオファーが届くのでしょうか。これには、久本雅美 経歴と出演経緯まとめを紐解くことで見えてくる、現場での圧倒的な「人間力」と「プロフェッショナリズム」があります。
民放キー局でバラエティを担当するチーフディレクターは、彼女の現場対応力をこう絶賛します。
「久本さんはスタジオに入った瞬間から現場の空気を明るくする。何より素晴らしいのは、若手タレントやゲストが緊張で萎縮していると、自ら進んで下品にならない絶妙な『自虐ネタ』を繰り出し、現場を爆笑させて緊張をほぐす点です。スタッフに対してもADの若手一人ひとりにまで気配りを欠かさない。編集室で素材をチェックすると、使えない発言が一切なく、撮れ高の計算が完璧に立っています」
彼女は短大卒業後、親の反対を押し切って大阪から上京し、佐藤B作主宰の「劇団東京ヴォードヴィルショー」を経て、柴田理恵らとともに「WAHAHA本舗」を立ち上げました。初期はお金がなく、風呂なしアパートで極貧生活を送りながら舞台で体を張った過激なパフォーマンスを繰り広げた泥臭い経歴の持ち主です。
自著やインタビューでも語られているように、「笑ってもらえるなら何でもする。でも人を傷つける笑いは絶対にしない」という信念は、コンプライアンスが極限まで重視される現代のテレビ界に完璧にフィットしています。若い視聴者層をターゲットにする番組であっても、進行の土台を支える「確実な保険」として、制作陣が指名したくなる心理的要因がここにあります。