松居一代を語る上で避けて通れないのが、2017年夏に巻き起こった俳優・船越英一郎との泥沼離婚劇です。当時、YouTubeに突如投稿された告発動画「週刊文春にだまされた」「夫の裏切り」と題したコンテンツは、ノーメイクに鬼気迫る表情、自作自演の演出も相まって日本中に強烈なトラウマと衝撃を与えました。
「離婚騒動の真相」を冷徹に振り返ると、本質は単なる夫婦の不貞疑惑や感情のもつれにとどまりません。昭和・平成型の「おしどり夫婦」という芸能界特有のブランドパッケージが崩壊した瞬間であり、同時にマスメディアを通さず個人がSNSや動画プラットフォームを使って直接暴露を行う「告発型インフルエンサー」の先駆けでもありました。
2017年12月、東京家庭裁判所での調停を経て離婚が正式に成立。当時の記者会見で彼女が実母へ電話をかけ「お母ちゃん、離婚が成立しました!」と歓喜の涙を流した姿は記憶に新しいところです。裁判闘争ではなく調停によって財産分与なしの早期決着に至った背景には、お互いの個人資産が完全に分離されていたこと、そして彼女自身が相手の財産を当てにする必要が微塵もなかったという経済的背景が横たわっています。