ネットの検索窓に「高嶋兄弟」と打ち込むと、サジェストに現れるのが「確執」「不仲」「共演NG」といった不穏なワードです。二世タレント同士の兄弟という構図は、常に大衆のゴシップ的好奇心の標的になりやすい構造を孕んでいます。
しかし、実際の事実は噂とは正反対です。過去のテレビ特番やインタビューにおいて、弟の政伸は兄について「子どもの頃からよくケンカもしたけれど、自分にとっては常に前を走る憧れの兄」「最近はちょっと変態になってしまったけれど、本当に尊敬している」と愛情とユーモアを込めて語っています。政伸が私生活で大きなトラブルに見舞われ、激しい離婚裁判の渦中にあった際も、兄・政宏は公の場で弟を不必要に擁護したり出しゃばったりすることなく、静かに見守る姿勢を貫きました。
近年、二人の映像共演が限定的である理由は、不仲による「共演NG」などではなく、お互いが主役・主要キャスト級の俳優として一本立ちし、キャスティング上の住み分けが確立されているために他なりません。成人した大人の表現者として、依存し合わない「心理的バウンダリー(境界線)」を明確に保っているからこそ、兄弟関係は現在も極めて良好かつ健全に機能しています。