ネットニュースや週刊誌で幾度となく取り沙汰されてきた、深田恭子と綾瀬はるかの不仲説の真相。その火種となったのは、圧倒的な実績を誇るツートップでありながら、地上波の連続ドラマをはじめとする映像作品での共演作品が極端に少ないという客観的事実でした。
一部の芸能メディアは「看板女優としてのプライドが激突している」「現場で顔を合わせることを嫌がり、共演NGの噂が業界内で定着している」などと書き立てました。特に、2000年代後半から綾瀬はるかが視聴率女王として急激に台頭し、日本アカデミー賞など演技派としての評価を確固たるものにした時期、先発のスターである深田恭子との間に「主役の座を巡る対立構造がある」と見立てる論調が目立ちました。
しかし、ドラマ制作会社関係者やホリプロの動向を長年追ってきた記者の証言を総合すると、この見立ては業界構造を取り違えた誤解に過ぎません。同一事務所に所属するトップクラスの主演級俳優が同じドラマに並び立つケースは、芸能界全体を見渡しても極めて稀です。主役を張れる看板スターは別々のクールや異なるテレビ局に分散配置し、事務所全体のプレゼンスと収益機会を最大化するのが芸能マネジメントの鉄則だからです。
現場スタッフの間でも「2人が現場で険悪になった事実などは一度も耳にしたことがない」と証言されており、不仲説は「滅多に並び立たない2大スター」というシチュエーションが生み出した典型的なメディアの創作物語といえます。