スーパーの海藻売り場やSNSの投稿で頻繁に見られるのが、「青のりとあおさは同じものなのか」という疑問です。日本海苔問屋協同組合などの業界資料や水産研究機関の分類を確認すると、両者は植物学上の分類から形状、風味に至るまで明確に異なります。
「青のり」はアオサ科アオノリ属(スジアオノリ、ウスバアオノリなど)で、細い糸状の形状をしており、飛び抜けて高い香気と鮮やかな緑色が特徴です。収穫量が限られるためキロ単価も高額で取引されます。一方、「あおさ」の多くはヒトエグサ科ヒトエグサ属の海藻で、平たい葉状をしており、汁物に入れるとトロリとした柔らかな舌触ばりが楽しめます。
青のりとあおさの違いを味噌汁で実感する場合、香り立ちを重視するなら本青のり、海藻そのもののボリュームやトロリとした喉ごしを楽しむならあおさを選ぶのが合理的です。