ネット上の情報や古いブログ記事を見ていると、現在の折尾駅について幾つかの誤認が散見されます。訪問時に失敗しないためにも、以下の事実を正確に把握しておく必要があります。
第一の誤解は、「駅の高架化に伴って名物の立ち売りは完全に終了した」という噂です。これは明らかな誤りです。一時期、駅舎工事の進捗に伴い売り場が一時的に変更されたことはありましたが、現在も東筑軒の販売員がホームに立っています。ただし、朝から晩まで常駐しているわけではなく、主に午前11時前後から昼過ぎにかけての時間帯がメインであるため、購入を目指すなら昼時の列車を狙うのが鉄則です。
第二の誤解は、「赤レンガの遺構はすべて解体されて跡形もない」という認識です。確かに線路としての立体交差は姿を消しましたが、かつて使われていた赤レンガ構造物やアーチの一部は、駅前広場や遊歩道のモニュメント、あるいは展示コーナーとして丁寧に移築・保存されています。足元や広場脇に目を向ければ、100年以上前に職人が積み上げたレンガのテクスチャを間近で観察することができます。