諸伏高明が初めて原作およびアニメに姿を現したのは、ファンの間でも傑作ミステリーとして名高いエピソードです。初登場の段階から、コナンや服部平次を凌駕しかねない卓越した推理力と独特の佇まいで、読者に鮮烈な衝撃を与えました。
公式発表資料および原作エピソードの記録によると、初登場のデータは以下の通りです。
- 原作コミックス:第65巻File.8「運命の人」〜 第66巻File.1「絶体絶命」(事件名:『死亡の館、赤い壁』)
- テレビアニメ:第558話〜第561話『死亡の館、赤い壁(三顧の礼/掌中の物/死せる孔明/空城の計)』
- 担当声優(CV):速水奨(知性と気品を漂わせる重厚な低音ボイスが、キャラクターの知性派イメージを不動のものにしています)
「申し遅れました…姓は諸伏、名は高明…あだ名は音読みでコウメイ…以後、お見知り置きを…」という自己紹介とともに登場した高明は、当時、長野県警の新野署(所轄)に籍を置いていました。本来であれば警察庁の幹部候補として嘱託されるはずの東都大学法学部首席というエリートでありながら、本庁での事件捜査の際に上司の命令を無視して強引に事件を解決したことで、所轄へ左遷されていたという過去を持ちます。愛車のシトロエン・CXのナンバープレートが「も 624」(モロフシ)となっている細やかな演出も、ファンにはおなじみのディテールです。
長野県警の同僚である大和敢助(やまと かんすけ)警部とは、小学校時代からの同級生でありライバル関係。「カンちゃん」「高明(たかあき)」と呼び合う間柄で、粗暴に見えて情に厚い敢助と、沈着冷静で慇懃無礼な高明は、まさに水と油でありながら無二の信頼関係を築いています。これに幼馴染の上原由衣(うえはら ゆい)刑事が加わる「長野県警トリオ」の掛け合いは、コナン本編屈指の人気を誇る名ユニットとして確立されています。