津市高茶屋の食堂を語る上で、まず避けて通れない筆頭格がまいどおおきに食堂津高茶屋です。国道23号線沿いに位置し、大きな看板と広い駐車場を備えた同店は、昼夜を問わず幅広い層で賑わっています。名物の「焼きたて玉子焼き」や釜炊きのふっくらした白米、炭火で香ばしく焼き上げられる焼き魚など、ガラスケースから好みの小鉢をトレイに乗せていくセルフスタイルが特徴です。
同店の魅力は、その日の体調や予算に合わせて組み立てられる柔軟性にあります。しかし、取材班が津高茶屋食堂メニューを綿密に精査したところ、地元客の間で熱烈に支持されている食べ方には明確な法則がありました。それは「基本のご飯・豚汁に、主菜1品+定番の玉子焼き」という王道パターンを崩さないことです。揚げ物だけでなく煮魚や季節の野菜炒めなど、家庭的な味わいが揃っているため、外食続きの単身者にとって「第二の食卓」として機能しています。
一方、ロードサイドの大手チェーンだけでなく、高茶屋駅周辺食事処に目を向けると、昭和の佇まいを残す個人経営の食堂や町中華が健在です。そうした店で提供される高茶屋大盛りランチは、丼からこぼれんばかりの白米や、皿を埋め尽くす唐揚げが日常の風景として供されます。安さの秘密を取材すると、家族経営による人件費の抑制、持ち家物件による固定費の低さ、そして何より「お腹いっぱい食べていってほしい」という店主の心意気が、驚異的な価格設定を成立させている実態が浮き彫りになりました。