ラ・ボデガは出店立地ごとに空間コンセプトや客層が緻密にチューニングされています。各都市の中核を担う主要4店舗のキャラクターを比較検証します。
若者と大人のカルチャーが交錯する渋谷ヒカリエ店(7階)は、フロア特有の開放感と現代的なアートワークが調和した空間です。ショッピング帰りの女性グループやクリエイティブワーカーの打ち合わせを兼ねた会食が目立ち、常にポジティブな熱気に包まれています。
対照的に、洗練された大人の社交場として機能しているのが銀座店(東急プラザ銀座11階)です。銀座の夜景を見下ろす窓際席はロマンチックな雰囲気に満ちており、記念日ディナーや勝負デートに選ばれる頻度が突出しています。タパスとともにプレミアムカヴァを傾けるシックな利用に適した店舗です。
日本のビジネスの中心地に位置する丸の内店(三菱ビル)は、煉瓦調のクラシカルな佇まいが特徴です。平日は近隣の金融・商社勤務のビジネスパーソンによる接待や同僚との懇親会で連夜満席となり、本場マドリードの老舗バルさながらの活気に満ち溢れています。
そして関西の旗艦店であるグランフロント大阪店(南館7階)は、感度の高い関西のフーディーたちが集うホットスポットです。広々としたテーブルレイアウトと陽気なサービススタイルが支持され、週末はオープン前から長蛇の列ができるほどの集客力を誇ります。
これら個性豊かな店舗群を束ねているのが、外食産業界で確固たる評価を築く運営会社プレジャーカンパニーです。同社は「街に愛される繁盛店づくり」を掲げ、チェーンオペレーションの効率を追求しすぎず、各店舗の料理長や店長に現場裁量を持たせることで、個店のような温かみと高いクオリティの両立に成功しています。