「印刷したQRコードにスマートフォンのカメラをかざしても反応しない」というトラブルは、データ作成段階の不備に起因することが大半です。安定した読み取りを担保するためには、以下の技術的要件をクリアしておく必要があります。
最大の原因となるのが、コード周囲の余白であるクワイエットゾーンの欠落です。QRコード規格では、コード本体の周囲にセル(黒い正方形の点)4個分以上の余白を設けることが義務付けられています。Excelのセル枠いっぱいに画像を広げすぎたり、背景色とコードの色を同系色にしたりすると、カメラがコード領域を認識できなくなります。
また、格納する情報量(URLの文字数)が多すぎると、コードのドットが細かくなりすぎて家庭用・オフィス用プリンターの解像度では潰れてしまいます。長大なURLをコード化する場合は、事前に短縮URLサービスを経由させるか、APIパラメーターで誤り訂正レベル(L/M/Q/H)を適切に引き上げる調整が効果的です。