突然のように思えるバッテリー上がりですが、実際には事前の前兆や明確な原因が存在します。
【主な原因と症状】
代表的な原因は、ヘッドライトや室内灯の消し忘れ、半ドアによるルームランプ点灯です。また、長期間車を動かさないことによる自然放電(待機電力・暗電流の消費)や、近距離ドライブの繰り返しによる充電不足も挙げられます。バッテリーが弱ってくると、「セルモーターの回転音が鈍い」「パワーウィンドウの開閉速度が遅い」「夜間にアイドリングストップが作動しなくなる」といった前兆が現れます。
【放置した際の対処法とオルタネーター故障の見分け方】
バッテリーが上がった状態のまま長期間放置すると、電極板にサルフェーション(硫酸鉛の結晶化)が急速に進行し、充電しても二度と電力を蓄えられない完全放電状態へと劣化します。また、ジャンプスタートでエンジンがかかっても、ケーブルを外した瞬間にエンジンがストップしてしまう場合は、バッテリーではなく発電機であるオルタネーターの故障が疑われます。走行中に発電が維持できなくなると走行不能に陥るため、直ちにレッカー移動を手配する必要があります。