1988年9月18日生まれ、東京都出身の伊東健人は、現在81プロデュースに所属するトップ声優のひとりです。多くの声優が演劇や声優養成所をストレートに目指すなかで、彼の原点は明確に「音楽」にありました。
学生時代からギターやベースに親しみ、バンド活動に明け暮れる傍ら、インターネット黎明期のボーカロイド文化において「21世紀P」名義などで楽曲制作・投稿を行っていた経歴を持ちます。この「自ら作詞・作曲・編曲を手掛け、音響構造を俯瞰するクリエイター視点」こそが、のちに声優としての台詞回しやキャラクターソングの歌唱における卓越したピッチ感・リズム感の土台となりました。
大学卒業を控えた時期に自身の表現手段として声優という職業を志し、81プロデュースのオーディションに合格。下積みを経て、2010年代半ばから急速に頭角を現しました。知的な落ち着きを感じさせる低音ボイスから、極限の感情を叩きつける激情の叫びまで、音域と感情のダイナミクスを自在にコントロールできる稀有な演者として業界内での評価を決定づけています。