相撲の金星はいくら貰える?生涯収入が激増する驚きの給与構造を徹底解説

相撲の金星はいくら貰える?生涯収入が激増する驚きの給与構造を徹底解説

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土俵際の大逆転劇。行司軍配が平幕力士に上がり、館内が騒然となる。この時、勝った力士の手元に入る直接の手当は、実はゼロ円だ。「大金星を挙げたのだから、相撲協会からドカンと特別賞金が出るはず」という推測は、完全な思い込みに過ぎない。

大相撲の報酬体系の根幹を握っているのは「力士褒賞金」と呼ばれる制度だ。これは力士の過去の実績をポイント化し、本場所ごとに支給する独自の査定手当を指す。力士が勝ち星を重ねるごとに「持ち給金」と呼ばれる基準額が加算されていく仕組みだ。

勝ち越し1勝につき持ち給金は50銭(0.5円)ずつしか増えない。気の遠くなるような積み重ねの世界だ。しかし、横綱を倒して金星を獲得した瞬間に限り、一撃で「10円」という破格の持ち給金が上乗せされる。通常の本場所で勝ち越す努力の実に20勝分に匹敵するレートだ。この「たった10円」が、後にとんでもない威力を発揮する。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。