格闘技観戦において、初心者が陥りがちな誤解や知っておくべき重要なレギュレーションが存在します。
第一に、RIZINルール・階級体重リミットの厳密性です。北米MMAで主流のユニファイドルールと異なり、RIZIN独自のルールではグラウンド状態での頭部への四つん這い膝蹴りやサッカーボールキックが認められている場合があり(階級や特別合意ルールによる)、一瞬の油断が即座のKOにつながる極めてダイナミックな攻防を生み出します。また、判定基準もラウンドごとの採点ではなく「試合全体を通じたダメージの優先評価(トータルジャッジシステム)」が採用されており、最終ラウンドの猛攻が試合全体をひっくり返すケースも珍しくありません。
第二に、RIZIN追加カード発表時期に関する興行戦略の盲点です。ネット上では「なぜ全カードが一度に発表されないのか」という疑問の声が散見されますが、これは意図的なプロモーション設計によるものです。大会の1ヶ月前から数週間前にかけて小出しに追加カードを発表することで、メディア露出の継続性を保ち、直前での海外選手のビザ取得やコンディション調整を見極める実務上の理由が存在します。大会直前のサプライズ発表こそが、RIZINの興行的な醍醐味の一つとなっています。