カーリング日本代表の活躍を契機に社会現象を巻き起こした北見の銘菓、清月(せいげつ)の「赤いサイロ」。ブームから年数が経過した2026年現在においても、その過熱ぶりは衰えていません。生産ラインの拡張には限界があり、職人の手仕事と地元産原料にこだわり続ける製法を守っているため、依然として女満別空港へ納品される数量は厳格にコントロールされています。
現地の売店関係者へのヒアリング取材によると、女満別空港2階の出発ロビー売店(BLUE SKYなど)における赤いサイロの入荷時間は、原則として毎朝の営業開始直後(8:00〜8:30頃)に設定されています。配送便の到着に合わせて店頭へ陳列されると同時に購入希望者が列を作る光景は日常茶飯事であり、1人あたりの購入個数制限(通常は1家族または1名につき2箱まで)が敷かれているにもかかわらず、午前11時から正午頃までにはその日の店頭在庫が完売する事態が常態化しています。
「午後や夕方の羽田行きフライトだから、搭乗直前に保安検査場前で買えばいい」と考えていると、棚が完全に空になっている現実に直面します。午後便を利用する旅行者が赤いサイロを確実に入手するための実効的な戦略は、以下の3点に集約されます。
第1に、女満別空港への到着時に購入しておく手法です。午前の到着便でオホーツク入りした場合、レンタカーを借りる前やバスの待ち時間に2階出発ロビーへ上がり、その日のうちに買い求めておくことで、復路での品切れリスクを完全に回避できます。チーズケーキである赤いサイロの賞味期限は約2週間あるため、数日の滞在期間であれば鮮度上の問題は全くありません。
第2に、北見市内の清月直営店舗(本店や夕陽ヶ丘店など)に立ち寄るルート設定です。空港売店へ卸される数量よりも直営店舗の割り当てのほうが手厚く、朝の開店時に訪れれば購入確率を大幅に引き上げることが可能です。
第3に、搭乗待合室(ゲート内売店)の在庫を狙う方法です。保安検査場を通過した後のBLUE SKYゲートショップに少数が別途割り振られる場合があり、一般ロビーで売り切れていても奇跡的に残っている事例が確認されています。ただし、これも確約された供給ルートではないため、あくまで最終手段と位置づけるべきです。