SNSや医療相談掲示板では、春から初夏にかけて多形日光疹に悩む切実な投稿が毎年急増します。「GWのBBQに参加した翌日、首から胸元にかけて鳥肌のようなブツブツがびっしり生えて人前に出られない」「ただの日焼けだと思って放置していたら、かゆみで眠れず掻き壊して色素沈着になってしまった」といった体験談が散見されます。
皮膚科の診療現場を取材すると、初診患者の多くが「急激な体質の変化に対する強い不安」を抱えている実態が浮かび上がります。昨日まで普通に外出できていたにもかかわらず、ある日突然、太陽光を浴びただけで激しい皮膚炎が生じるため、「一生普通の生活が送れないのではないか」と強い心理的ストレスを抱えてしまうのです。
さらに見過ごせないのが、日常生活における「遮光疲労」です。外出時に日傘、アームカバー、フェイスカバー、サングラスを完璧に装備しなければならないプレッシャーは、特に就学期の子どもを持つ母親や、外回り営業に従事する会社員のメンタルヘルスを徐々に蝕みます。しかし、実態としては適切な紫外線防護と初期コントロールを確立できれば、過度に活動を制限することなく日常生活を維持できる疾患であることを認識する必要があります。