ビジネスパーソンの間では「朝活」が定番化し、早朝の時間を勉強や自己投資に充てることが成功法則のように語られる場面が目立ちます。しかし、SNSやコミュニティ掲示板(X、知恵袋、オープンワーク等)に投稿される一次情報・体験談を精査すると、朝型生活に対する強烈な現実と現場の葛藤が浮き彫りになります。
実際に寄せられている声を検証すると、大きく2つの対立する意見に分かれています。
「朝5時に起きて読書と筋トレを始めたら、誰にも邪魔されない静寂の中で圧倒的な集中力が手に入り、資格試験にも一発合格できた。確かに三文どころか百万円以上のリターンがある」という積極的な成功談が存在する一方で、次のような切実な告白も目立ちます。
「朝型が良いと信じ込んで4時半起きを2か月続けた結果、午後の会議で強烈な眠気に襲われ、パフォーマンスが著しく低下した」「自分は完全に夜型の体内リズムなのに、無理に早起きをしたせいで慢性的な頭痛と胃腸炎になり、医師から朝活を即刻やめるよう指示された」。
社会的に共有される「早起き=善、遅起き=悪」という固定観念が、個人の生体リズムを無視した同調圧力として作用し、かえって生産性を損なっている現場の歪みが観察されます。