ぶどうの芽かき図解2026!失敗防ぐ残す芽の選び方とプロの極意

ぶどうの芽かき図解2026!失敗防ぐ残す芽の選び方とプロの極意

ぶどうの芽かき図解2026!失敗防ぐ残す芽の選び方とプロの極意の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

ぶどうの芽かきで誰もが最初に直面する壁が、「どれを残し、どれを摘み取るべきか」という選択です。ぶどうの1つの節(芽座)からは、通常1本だけでなく、複数の芽が重なるように萌芽します。ここを無選別のまま放置すると養分が分散し、果実が太らないばかりか、花芽そのものが退化して落ちてしまいます。

以下の模式図は、春の芽吹き期における新芽の構造を示したものです。作業前に頭の中でこの立体関係をイメージできるようにしておきましょう。

【ぶどうの節(芽座)から萌芽した新芽の構造図解】

               (上方向へ伸長)
                 ↑
               ┏━━━┓
               ┃ 葉先 ┃
               ┗┳━┳┛
                ┃ ┃
                ┃ ┣━━━ [ つぼみの塊(花穂)] ←【最重要:これがあるか!】
                ┃ ┃
                ┃ ┃       〔細く頼りない芽〕
                ┃ ┃          ┃
               ┏┻━┻┓        ┏┻┓
               ┃ 主芽 ┃        ┃副┃
               ┃(太い)┃        ┃芽┃
               ┗━━┳┛        ┗┳┛
                  ┃          ┃
━━━前年枝(結果母枝)━━━━━━┻━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━
                      節(芽座)

【判定アクション】
・主芽(残す):中央から力強く伸び、軸が太く、第3〜4葉あたりにブロッコリー状の花穂が見える。
・副芽(かき取る):主芽の脇から寄り添うように細く生えている。花穂が無い、もしくは極めて小さい。
・不定芽(かき取る):古い幹や枝の途中から唐突に出てくる芽。樹形維持目的以外は即座に指で除去。

主芽と副芽の見分け方は、太さと花穂(かすい=将来のぶどうの房)の有無に集約されます。主芽は中心部に位置し、芽鱗を力強く破って太い軸を伸ばします。新梢が5cmほどに伸びて葉が3枚ほど開いた段階で、葉の付け根付近を観察すると、小さな緑色の粒が集まったミニチュアのブロッコリーのような「花穂」が視認できます。

一方の副芽は、主芽の基部脇から予備として生えてくる性質を持ち、主芽に比べて線が細く、花穂が付いていないか、付いていても著しく貧弱です。ぶどうの芽かきで残す芽の基本原則は「1節につき、花穂を宿した充実した主芽を1本だけ残し、副芽は基部から指で横に押し倒すようにかき取る」ことです。力任せに引っ張るのではなく、芽の根元に指先を当てて横へ軽く倒すだけで、新芽はきれいに外れます。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。