ネックレスとセットで身につける耳元のジュエリーにも細かなマナーが存在します。冠婚葬祭のフォーマルな席では、耳たぶに直接留まる一粒直結タイプが基本です。
チェーンでぶら下がるドロップタイプやフープタイプ、揺れるデザインのものは、弔事では「心が落ち着かない」「派手」とみなされNGです。金属部分も慶弔両用を狙うなら、目立たないプラチナやホワイトゴールド、シルバーを選ぶのが無難です。
貝パールやコットンパール、ガラスパールといった人工真珠(イミテーションパール)の実用性についても触れておきます。現代の高級貝パールは本真珠に近い重量感と輝きを再現しており、天候や汗を気にせず使える利点があります。20代前半の参列や、雨の日の法事などでは十分に代用可能です。
一方で、40代以上の大人の参列者が集まる格式ある席や、親族・主賓としての立場では、光の反射や経年劣化による質感の差が歴然と現れます。年齢にふさわしい品格を保つ意味でも、本物のあこや真珠をひとつ持っておくことが安心感につながります。