「手の震え=高齢者の症状」というイメージを持つ人は少なくありません。しかし、医療機関の臨床現場では20代や30代の若年層が指先の震え(振戦)を訴えて相談に訪れるケースが定着しています。
20代の手の震えの引き金としてまず疑われるのが、日常的な身体的・精神的負荷です。長時間のPC作業やスマートフォンの操作による局所的な筋肉疲労に加え、就職や転職、人間関係の変化による過度なプレッシャーは交感神経を過敏にさせます。交感神経が優位になりすぎると筋肉が過剰に収縮し、細かな震えとして表面化します。
生活習慣の乱れも無視できません。ハードワークを乗り切るためのエナジードリンク乱用や睡眠不足、偏った食生活が神経伝達のバランスを崩し、震えを増幅させている側面があります。