たいこ茶屋の代名詞とも呼べるのが、昼の時間帯に実施されているランチバイキングです。かつて1,000円前後の破格で提供されていた時代から段階的な価格改定を経て、2026年現在のランチ通常料金は一般2,200円前後(税込)で推移しています。外食産業全体に押し寄せるインフレの波を受け、「かつてほどの割安感は薄れたのではないか」という疑問の声が一部のSNSで見受けられるのも事実です。
しかし、提供される海鮮のクオリティと現在の水産物相場を照らし合わせると、その評価は一変します。バイキングカウンターに並ぶのは、毎朝店主が豊洲市場で目利きして仕入れる鮮魚たちです。定番のマグロ赤身、脂の乗ったサーモン、旬の白身魚(タイやブリ、カンパチなど)、ネギトロ、貝類、さらにはシラスや明太子まで、常時数種類以上のネタが豪快に敷き詰められています。
近隣の日本橋・浅草橋エリアにある一般的な海鮮丼専門店で、これらと同等クラスの鮮魚を山盛りにした特上海鮮丼を注文した場合、一杯あたり2,500円〜3,500円に達することも珍しくありません。たいこ茶屋では、ご飯(白米・酢飯)や味噌汁、日替わりの海鮮惣菜、サラダ、フルーツポンチに至るまでおかわり自由です。「自分だけの贅沢なメガ盛り海鮮丼」を2杯分相当楽しめると考えれば、現在の価格設定であってもコストパフォーマンスの損益分岐点を大幅にクリアしていると評価できます。