「切る位置を間違えると株が弱ってしまうのではないか」と不安になる園芸初心者も少なくありません。ミニトマト摘心どこを切るべきか、その答えは主枝の切り方と残す葉の数に明確なルールが存在します。
最大の鉄則は、「最上段として残したい花房のすぐ上にある本葉を2枚残し、その先にある主枝の成長点を摘み取る」ことです。例えば、第5花房まで収穫したい場合は、第5花房のすぐ上から生えている葉を2枚確認し、その2枚目の葉の先2〜3cm上の位置で主枝をハサミで切断します。間違っても「花房の直下」や「花房のすぐ上」で切断してはいけません。
なぜ葉を2枚残す必要があるのか。理由は2点あります。1つは、最上段の花房にしっかり養分を送り込むための「ポンプ役」として葉の蒸散作用と光合成が必要だからです。もう1つは、強烈な真夏の直射日光がデリケートな果実に直接当たり続け、日焼け果(果皮が白化して壊死する生理障害)になるのを防ぐ傘の役目を果たすためです。
家庭菜園の失敗しない摘心手順としては、作業を行う時間帯も重要です。必ず「晴天の日の午前中」に行ってください。晴れて乾燥している時間帯にカットすることで、切り口の傷口が日中の光と乾いた風で素早く乾き、空気中の細菌(軟腐病や青枯病の病原菌)の侵入を劇的に防ぐことができます。使用する剪定ハサミは、事前に刃先をアルコール消毒液やライターの炎で簡易滅菌しておくことが、ウイルス病の媒介を防ぐプロの常識です。