Q1:大人の溶連菌による発疹は、臨床写真などで見ると具体的にどのような見た目ですか?
A1:日焼けをした皮膚の上に、針先ほどの微細で鮮紅色の赤い粒々が無数に散らばったような見た目です。蕁麻疹のように蚊に刺されたような平たい盛り上がり(膨疹)ではなく、触れると鳥肌や細かなサンドペーパーのような明確なザラつきを感じるのが特徴です。首筋、胸元、下腹部、内股など皮膚が擦れ合うシワ部分に濃く現れます。
Q2:熱は平熱のままですが、喉の激痛と赤いブツブツがあります。それでも溶連菌の可能性はありますか?
A2:極めて高い確率で溶連菌の疑いがあります。過去に感染経験がある成人は部分的な免疫を持っているため、小児のように38〜39℃の高熱が出ず、平熱や37℃前後の微熱にとどまる「熱が出ない溶連菌」の症例が臨床現場で頻繁に確認されています。熱が出ないからと放置せず、内科や耳鼻咽喉科で迅速抗原検査を受けてください。
Q3:抗生剤を処方されて飲み始めたら2日で完全に症状が消えました。薬はもう止めても良いですか?
A3:絶対に自己判断で中止してはいけません。症状が治まっても、咽頭や体内から溶連菌が完全に駆逐されたわけではありません。処方された日数(通常7〜10日間)を飲み切らないと菌が再燃するだけでなく、数週間後に腎臓の糸球体が破壊される「急性糸球体腎炎」や、心臓弁膜症を招く「リウマチ熱」という生涯に及ぶ重大な後遺症を引き起こすリスクがあります。