ベトナムの主要ヘルスケアメディアや大手情報サイトでは、2024年から2026年にかけて「Top 10〜12 thuốc dạ dày Nhật Bản chất lượng tốt(品質と効果に優れた日本の胃薬トップ10〜12)」といった特集記事が繰り返し組まれています。現地で「thuốc dạ dày của nhật」と検索すると、上位には必ず『Kyabeijin Mmsc Kowa(キャベジンコーワα)』『Sebuberu Eisai(セルベール)』『Taisho Kampo(大正漢方胃腸薬)』『Ohta's Isan(太田胃散)』といった日本を代表する名品が並びます。
現地メディアの解説や医療系コラムが強調しているのは、「明確な製造起源」「高い効果と副作用の少なさ(hiệu quả cao và ít tác dụng phụ)」という2点です。これほどまでにベトナムで日本の胃薬人気が過熱している背景には、現地の生活様式が深く関係しています。
ベトナムでは、唐辛子やニンニク、魚醤(ヌックマム)を多用した刺激の強い食文化に加え、日常的にビールを大量に酌み交わす「飲みニケーション(Nhậu)」の習慣が根強く残っています。その結果、慢性的な胃炎や逆流性食道炎、消化不良に悩まされる層が極めて多い現状があります。現地で流通する西洋薬の制酸剤は効果が強力である反面、便秘や下痢といった副反応が起きやすいと敬遠されるケースも少なくありません。そこで「生薬やアミノ酸誘導体を組み合わせ、胃そのものを優しく保護・修復する」という日本の胃薬のアプローチが、まさに救世主として受け入れられたわけです。