「それでも、わずかでもミネラルが多く含まれているなら三温糖のほうが優れているのでは?」という疑問を持つ方もいるはずです。客観的なファクトを確認するため、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の公式データをもとに、上白糖・三温糖・グラニュー糖、そして未精製に近い黒砂糖の栄養成分を比較検証します。
データを見ると明らかなように、カロリー比較において上白糖と三温糖の差は100g中わずか1kcalしかありません。料理で使う大さじ1杯(約9g)程度であれば、カロリー差は小数点以下の世界であり、実質的にゼロと同等です。
ミネラル含有量に関しても、三温糖のカリウムは100gあたり13mg、カルシウムは6mg含まれています。上白糖の数値(カリウム2mg、カルシウム1mg)と比べれば「数倍」と表現することは可能ですが、黒砂糖のカリウム1,100mgやカルシウム240mgといった数値と比較すれば、極めてわずかな量にとどまります。日常の食事で摂取する砂糖の量から健康的なミネラル補給を期待することは、栄養学的に現実的ではありません。