白砂糖と三温糖の違いとは?体に良い説の真相と失敗しない使い分け

白砂糖と三温糖の違いとは?体に良い説の真相と失敗しない使い分け

白砂糖と三温糖の違いとは?体に良い説の真相と失敗しない使い分けについて見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

「それでも、わずかでもミネラルが多く含まれているなら三温糖のほうが優れているのでは?」という疑問を持つ方もいるはずです。客観的なファクトを確認するため、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の公式データをもとに、上白糖・三温糖・グラニュー糖、そして未精製に近い黒砂糖の栄養成分を比較検証します。

項目(可食部100gあたり)上白糖(白砂糖)三温糖黒砂糖(参考)エネルギー(カロリー)391 kcal390 kcal356 kcal炭水化物(糖質)99.3 g99.0 g90.3 gナトリウム1 mg7 mg27 mgカリウム2 mg13 mg1,100 mgカルシウム1 mg6 mg240 mgマグネシウム微量(0 mg)1 mg31 mg鉄微量(0 mg)微量(0.1 mg)4.7 mg

データを見ると明らかなように、カロリー比較において上白糖と三温糖の差は100g中わずか1kcalしかありません。料理で使う大さじ1杯(約9g)程度であれば、カロリー差は小数点以下の世界であり、実質的にゼロと同等です。

ミネラル含有量に関しても、三温糖のカリウムは100gあたり13mg、カルシウムは6mg含まれています。上白糖の数値(カリウム2mg、カルシウム1mg)と比べれば「数倍」と表現することは可能ですが、黒砂糖のカリウム1,100mgやカルシウム240mgといった数値と比較すれば、極めてわずかな量にとどまります。日常の食事で摂取する砂糖の量から健康的なミネラル補給を期待することは、栄養学的に現実的ではありません。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。