東京海上セレクション外国株式インデックス 構成銘柄の顔ぶれを確認すると、世界経済を牽引する巨大グローバル企業の集合体であることがわかります。月次レポートの開示情報によると、組入上位にはアップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、アルファベット(Google)、メタ・プラットフォームズといった米国のメガテック企業が並び、上位10銘柄だけで全体の2割以上を占めています。
投資家が正しく認識しておくべきは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」との投資対象の違いです。両者には明確な2つの境界線が存在します。
1点目は「日本株式」が含まれていない点です。オルカンには約5%前後の日本株(TOPIX構成銘柄)が含まれますが、当ファンドのMSCIコクサイ・インデックスは日本を完全に除外しています。日本のサラリーマンは給与を日本円で受け取り、退職金や公的年金も円建てで設計されているため、年金資産の運用先からあらかじめ日本株を排除して外貨資産に特化させるアプローチは、資産防衛の観点から極めて合理的です。
2点目は「新興国株式」が含まれていない点です。オルカンには中国、インド、台湾、ブラジルなどの新興国が約10%組み入れられています。対してMSCIコクサイは先進国に限定されているため、地政学リスクや為替規制リスクの高い新興国を避け、法制度や会計基準が透明な先進国の成長のみを取り込みたい投資家にとって、無駄のない設計となっています。