多摩第四ネットワークセンターの建築技術において、国内外のエンジニアから高い評価を受けているのが、施工を担当した竹中工務店施工による先進的な免震システムです。
施設全体に導入された免震層には、積層ゴムアイソレータやオイルダンパー、減衰装置が緻密に配置されています。東日本大震災級の大地震はもとより、今後想定される首都直下地震や南海トラフ巨大地震で懸念される「長周期地震動」に対しても、建物の揺れを大幅に低減。内部に高密度で格納された数千台規模の精密サーバーラックが転倒・破損したり、ケーブルが断線したりするリスクを徹底的に排除しています。
KDDIのグローバルデータセンターブランド「テレハウス(TELEHOUSE)」は、ロンドンやパリ、ニューヨークなど世界各国で高信頼の代名詞となっていますが、ここテレハウス東京多摩はその最高峰水準に位置付けられています。以下に、本施設のハードウェアスペックと一般的なデータセンターの基準値を比較したデータをまとめました。
このように、数値データを詳細に検証すると、一般的な都市型ビルを改装したデータセンターとは次元の異なる設計思想で建てられていることが浮き彫りになります。強固な免震構造と耐震性は、単に建物を倒壊から守るだけでなく、「稼働中の電子基板への微小なショックすら防ぐ」という通信キャリア特有の妥協なき基準を満たしています。