阿智村の花桃は、標高の低いエリアから高いエリアへと順を追って咲き進む特徴があります。2019年の春は4月上旬に一時的な寒の戻りがあったものの、中旬以降の気温上昇に伴い順調に蕾が膨らみました。
当時の昼神温泉の開花情報を振り返ると、4月中旬の4月15日前後に開花が始まり、4月20日過ぎには見頃を迎えました。温泉街の川沿いを彩る鮮やかなピンク色が春の訪れを告げた後、バトンは標高約750〜1000メートルに位置する「花桃の里」(月川温泉郷)へと渡ります。
月川温泉郷の見頃時期は、例年よりわずかに早い4月28日頃に5分咲きへと到達し、元号が「令和」へと変わった5月1日前後に満開を迎えました。標高差約300メートルが生み出す開花のタイムラグによって、阿智村全体では約1ヶ月間にわたり花桃のグラデーションを楽しむことができた年でした。