緑豊かな丘を散策していると、突如として視界に飛び込んでくる鮮やかな色彩。草間彌生氏の代表的な水玉モチーフの巨大オブジェをはじめ、世界的な現代アーティストたちの作品が、風や光と溶け合うように広大な敷地内に点在している。ホワイトキューブの美術館の中では決して体験できない、四季折々の自然の移ろいとともに表情を変えるアート展示。これこそが屋外型アートの醍醐味だ。
施設内の建造物にも妥協はない。土地の傾斜や風の流れを読み込んで設計されたサステナブルな建築群や、木の温もりに満ちたセンターハウスは、それ自体が一つのアートピースとして存在している。視覚を刺激する作品群と静けさに満ちた景観の対比が、訪れる者に深いインスピレーションをもたらす。