この施設を象徴する最大のハイライトといえば、太平洋に向かって突き出すように設置された全長30メートルにも及ぶインフィニティ足湯だ。眼下に打ち寄せる白波を眺めながら温かい湯に足を浸していると、まるで海の上に浮遊しているかのような感覚に包まれる。風が心地よく頬を撫で、潮の香りが鼻腔をくすぐる体験は、他では味わえない開放感だ。
もちろん、本格的な温泉を堪能できる大浴場エリアの充実度も目を見張るものがある。湧き出る源泉を贅沢に使用した大浴場「波の湯」や「湧の湯」では、深さ1.2メートルの立湯から広大な海を一望できる仕組みが施されている。体を深く沈め、全身で湯の温もりを感じながら地平線を眺める時間は、心身の疲労をじんわりと解きぐしてゆく。