イタリア料理のメニューを見ていると「ラグーソース」という言葉を頻繁に目にします。イタリア語の「ラグー(ragù)」は、フランス語の「ラグラ(ragoûter:食欲をそそる)」に由来する言葉で、食材を細かく刻んで煮込んだ料理全般を指します。
つまり、ラグーという大きなカテゴリーの中に、魚介のラグーや猪肉のラグー、そしてボローニャ風の「ボロネーゼ」が含まれているという関係性です。ボロネーゼを理解する上で重要なのは、パスタにかける液体ソースではなく、もともとは肉料理の一種であるという点です。本場のトラットリアでは、パスタだけでなくラザニアの層に挟む重要なフィリングとしても活躍します。