この言葉を構成する要素を言語学およびサブカルチャーの観点から分解すると、興味深いハイブリッド構造が見えてきます。まず前半の「ムギワラ」は、世界的な知名度を誇る人気作品『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公モンキー・D・ルフィの通称である「麦わら(韓国語圏でもそのまま『무기와라』や『밀짚모자』として親しまれる)」に由来しています。
一方、後半の「テサラン(韓国語表記:대사랑 / 대사람などのバリエーション)」には複数の解釈が存在します。韓国語における「テ(대=大・偉大な)」と「サラン(사랑=愛、または사람=人)」が組み合わさった造語的ニュアンスを持ち、「麦わらへの大きな愛」あるいは「麦わらの大物・偉人」といったニュアンスを含んだスラングとしてネット配信コミュニティ内で派生したと分析されています。
配信者の自由なノリから生まれた言葉遊びが、国境を越えて日本のユーザー層にも「語感の面白さ」として輸入され、原義を知らない層をも巻き込みながら定着していったプロセスが確認できます。