パラリンピックや国際大会におけるボッチャは、障害の部位や程度に応じた厳密なクラス分けによって公平性が担保されています。国際ボッチャ競技連盟(BISFed)の規定に基づくボッチャ クラス分け詳細 BC1〜BC4の定義は以下の通りです。
BC1は脳性麻痺などによる重度の四肢麻痺がある選手で、車椅子の操作やボールの受け渡しを行う競技アシスタントの配置が認められます。手だけでなく足を使ってキックで投球する選手もこのクラスに属します。BC2は脳性麻痺の選手で、自力で車椅子を操作しボールを投球できるクラスであり、アシスタントの同伴は認められません。
BC3は四肢すべてに極めて重度の運動機能障害を抱える選手が該当します。自力でのボール投球が困難なため、「ランプ(勾配具)」と呼ばれる傾斜パイプや樋(とい)状の補助具を使用します。選手はマウススティックやヘッドポインターを使ってボールを転がします。ここで特筆すべきはボッチャ ランプ使用ルールの厳格さです。アシスタントは競技中、「コートに背を向け、ボールや試合状況を一切見てはならない」と定められています。すべての動作は選手の視線や声、微小なジェスチャーによる指示のみに従って行われ、アシスタントが勝手に状況を判断して動くことは重大な違反となります。
BC4は脳性麻痺以外の非大脳性疾患(筋ジストロフィー、頸髄損傷など)に起因する重度四肢機能障害の選手で構成されます。BC2同様に高い投球技術とパワーコントロールを駆使したハイレベルな争いが展開されます。