昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリと暴走族の真相と令和の現在

昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリと暴走族の真相と令和の現在

昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリと暴走族の真相と令和の現在とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

昭和の不良たちを語るうえで外せないのが、徹底的なファッションへのこだわりです。校則でガチガチに縛られた日常の中で、どれだけ個性を主張し威圧感を演出できるかがステータスとなっていました。

男子生徒の基本スタイルは「変形学生服」でした。丈の長さや太さによって細かく分類されており、主に以下のようなバリエーションが存在しました。

  • 長ラン・中ラン:膝丈や太ももまで裾が伸びた学ラン。威厳をアピールする幹部格が愛用。
  • 短ラン・極短:ベルトが見えるほど極端に丈を短く詰めた学ラン。喧嘩の機動性を重視する者が着用。
  • ドカン・ボンタン:太ももから裾まで極太のストレートが「ドカン」、ワタリ(太もも部分)が膨らみ裾が絞られたものが「ボンタン」。
  • ハイウエスト:股上が極端に深く、ベルト位置を胸下あたりまで引き上げる仕様。

これらに加え、裏地に龍や虎の刺繍、玉虫色のサテン生地をあしらい、ボタンには「喧嘩上等」などの文字が入ったチェンジボタンを使用するのが定番でした。

ヘアスタイルにおいては、リーゼントやアイパー、パンチパーマが圧倒的な支持を集めました。ポマードの代名詞であった『柳屋』や『MG5』の油性整髪料を大量に撫でつけ、登校前の鏡の前でサイドの撫で付けと前髪の立ち上げに何十分も費やす姿は日常茶飯事でした。持ち物では、芯を抜いてぺちゃんこに潰した革の学生カバン(マジソンバッグなども流行)を持ち歩くことが、ツッパリの共通規格となっていたのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。