ズートピアの熱狂に劣らず、ゲストを興奮の渦に巻き込むのが上海ならではの最先端アトラクション群だ。なかでも映画『トロン:レガシー』の世界観を完全再現した「トロン・ライトサイクル・パワーラン」は、パークの象徴として君臨している。二輪型のバイク型ライドに深く前傾姿勢で乗り込み、時速ほぼ100キロで光と音の世界を駆け抜ける快感は、世界のどのパークでも味わえない唯一無二の刺激だ。
一方で、テーマパーク史上の金字塔と称されるのが「パイレーツ・オブ・カリビアン:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」である。従来の舟型ライドの常識を覆し、巨大なドーム型スクリーンの映像美と磁力推進システム、精巧なアニマトロニクスが完璧に同調。深海から海上への浮上シーンでは、ゲスト自身の体が本当に海中をたゆたっているかのような錯覚すら覚える。
これら二大看板アトラクションは、夕刻から夜間にかけて待ち時間が比較的落ち着く傾向がある。昼間はズートピアやショーの観賞に充て、日没後にライトアップされたトロン周辺の近未来的な景観を楽しみつつライドに乗り込むのが、通なファンの極意だ。